高田渡さんへ

今年は例年になくお天気に恵まれ桜を満喫した。
たしか去年は雨と風であっという間に散ってしまったように想う。

そんな花の季節に渡さんは逝ってしまった。
気持ちのいい春の日の午後
ぽっかり浮かんだ白い雲の上を
自転車に乗って
気持ち良さそうにペダルをこいでいる。
タバコをくわえゆっくりと‥

ありがとう、渡さん。

いつの日か一緒に歌えることを夢に見ながら
ほんの少しのあいだお別れです。