マラソン

長い間ご無沙汰をしてしまいました!
この4ヶ月、体調も悪くなく
特に何かあった訳でもなく元気に過ごしていました。
「スランプ」という言葉は私にはあてはまらず
ごめんなさい。

という事でまた一から仕切り直し。

さて本題へ。一昨年某コンサートで
永井龍雲さんとご一緒する機会があり
出演者の方達とマラソンの話で盛り上がっていた。
ご承知かと思うが永井さんもかなり気合いを入れて走ってらっしゃるのだそうだ。
あまりに楽しそうに話しているので私も加わりたくて
「登山してる〜」などととんちんかんなことを
口からポロリ。
とは言え事実であり、八ヶ岳、燕岳から西岳を抜け
槍ヶ岳までの縦走、そして去年はなんとあの「剣岳」に挑戦し見事踏破したのだ、この私が!!

長兄が大学生の頃、大きな横長のそれだけでも重いリュックをしょって手にはピッケルを持ち
熊よけの鈴をつけて「佳子、入ってくるよ」と
嬉しそうに山へ出かけて行く姿を見ながら、内心
「あんな重いものを持って空気の薄い山に登って
何がおもしろいんだろう‥」と
横目で見ながら行ってらっしゃいをしていた私が
まさかその重い荷物をしょって空気の薄いつら〜い
登山をするとは。
ご先祖様だってびっくり仰天したと思う。

話を元に戻すと「登山してる〜」と口がすべったが
ために「そんなすごい山に登れるなら
マラソンもできる!」と(何を根拠に?)
12月の那覇マラソンに一緒に出ましょう
と誘われそれが現実のものとなったという話。

今夏、大分で再会した永井さんに
「おけいさん那覇マラソンエントリーしましょうね」
と再度声をかけてくれ嬉しいやら困ったやら。
なにせ中学校の校内マラソン大会以来の事だから。

この年にもなり走ると言えば
駅の階段を「その電車待って〜」と
ぜえぜえ言いながら駆け上がり
タッチの差で電車の後ろ姿を見送るという
情けない場面しか思い浮かばない。
そんな私がマラソンなんてとてもじゃないけど
考えられない。
ところが「深く考えないでやってしまおう精神」が
またもや頭をもたげてしまい
「やってみようかな、マラソン」で始まった。

マラソンのなんたるかを知っている人から見たら
いや知らなくても「アホかいな」だろう。
実際、兄姉や友人に話しても半ば口をあんぐり。
ほぼ反応がなく「気は確か?」という感じ。
でももうエントリーしてしまったから
後には戻れない!

今年はアテネオリンピックでスポーツを
思いっきり楽しませてもらった。
その勢いで(何のイキオイ?)
食欲の秋とスポーツの秋を合体して
走ることにチャレンジしよう。
42.195kmは逆立ちしたって無理だけど
行けるところまで行こう!
もちろん「走る鉄人」恒平ちゃんも一緒だから
心強い、駒沢公園も一緒に走ってくれた。
この歳で新しい事にチャレンジできることが
何より嬉しい。
永井さんありがとう。