2003年09月一覧

このごろ

名古屋,塩尻も無事(かなあ?)終わり
体調もやっと元に戻りと言っても
風邪を引いた訳でもないのだけれど
季節の変わり目のせいか(歳のせいにはしたくないゴメン!)
身体が重くて眠くてなんか変な日が続いた。
気持だけがトコトコ駆け出してしまい
バラバラになった身体はどうもついて行けない。

数日前ある人から良いもの聞かせてあげると言われ
(良いものとか美味しいものとか面白いとかにすっごく弱い)
ジョニ・ミッチェルを聞いた
[Borth sides now] 何年ぶりかなあ
やっぱり名曲だなあなんて思いながら当時に思いを馳せていた。
そしてすぐそのあと33年振りにレコーディングした
[Borth sides now]を聞いた。(もちろん彼女はその間ライブ活動等をしていたが)
その時の幸せな衝撃をどう言葉で伝えたら良いか
アレンジも変えていた 歌い方も違う 声も低くなっている
でも紛れもなく33年の時間を経た今の彼女だった。

出逢いや別れ たくさん恋をしたのかな?
挫折や孤独との闘いで涙した日々もあったのかも
色んな想像を掻き立てられる歌声だった
穏やかで力強く人生そのものを愛おしく包み込むような歌声だった
アーティストとしての彼女を語る力は私にはないが
「女」とか「ひと」とかそんな所で私の気持を強く
引き込んでくれた。
ボーっとした頭に一筋の光りが差し込んだような気がして嬉しかった。

ところでやっと写真を載せることに成功!
あ〜恒平ちゃんの言うとおり
甘くなかった。

これは我が家の壁の一部で
気にいった写真やポストカードを
貼ってあるのだ〜


京都旅行その2

子供達との念願の京都旅行
なにはともあれお寺巡りを!

まずは鳥獣戯画で有名な「高山寺」
国宝の掛け軸を見た!と思ったら
本物はしまってあった(これは当然かな)
今年最高の暑さのせいか
誰も居なくてラッキー
息子は漫画が大好きで
日本最古のアニメ?を見て唸っていた。

次は神護寺(ここも人はまばら)
この暑いのに何もこんなに階段のたくさんある
お寺を選ばなくても!バテタ息子を置いて
(女は強し)
金堂の国宝のお釈迦様に手をあわせ
ようやく息子もたどりつき
冷たいお抹茶と和菓子で一息
かわらけ投げへ(家内安全 無病息災)

この日の最後は
臨済宗「妙心寺」へ(ここも7,8人ウフフ)
狩野探幽の八方睨みの龍は圧巻だった
子供達も天井に書かれた絵に言葉もない様子
二度目の私もやはり感動!
ここは説明してくれる方がいるので知識のない
私達にとっても安心。

かつてゆく年くる年で一番最初に鳴らした
という国宝の「妙心寺鐘」を拝見(これは本物)
保存のため実際に鳴らすことはないそうで
録音したテープを聞いたが
ながーい余韻とそのバイブレーションがなんとも
言えず心打たれた。

その後息子が一番興味を持った
「明智風呂」へ
明智光秀の菩提を弔うために創られたらしい
今のサウナ(蒸し風呂)の元になるもので
脱いだ着物を包む布が今の風呂敷になったとか
全員で「あ〜そうなんだア」と感心しまくり!

「これがわかっただけでも京都に来た
甲斐があったというものよね」とかなんとか
暑さも忘れてぺちゃくちゃおしゃべり。

その夜はとっておきの京都料理でし・あ・わ・せ!
一杯飲んでほろ酔い気分でバタンキュウ

二泊三日なんてあっというま
翌日はリクエストのあった「鈴虫寺」
と安倍晴明神社へ
なんだかお願い事があるらしい??
さすが観光名所だけあって
わんさかわんさか!
子供達はここは外せなかったらしい。

そして京都の最後のお寺
「竜安寺」へ
枯山水のお庭は観ているだけでこころが
癒され日々の悪言悪食悪行を反省
息子へ「なんなら禅寺で2,3ヵ月修行
して来る?」私が修行しろっていうの!

「長女結婚前の家族旅行」
は昔話に思いを馳せお互いを思いやり
愛に満ちたしっとりとした旅を勝手に
想像し一人で思い描いてていたけれど
昼間は歩き回って疲れまくり
ホテルに帰って汗を流し
どこに行ってもちらかしっぱなしの
息子に小言の二言三言
そうこうしている内に一人寝て
ふと気がつくともう一人も白川夜船
えェーーー!!
結局「いっぱいおしゃべりしてきます」
なあんてこともなく
日常の延長プラスアルファというところ
まあそんなものカモと苦笑い
それでも鴨川ぞいの川床から観た
綺麗な月といびつな形をした大きな
火星は私達にとって
おおきなお土産だった。

さて名古屋出発まであと二日
準備をしなくっちゃ。


京都旅行その1

秋の気配を感じながら私の故郷大阪へ
亡き両親のお墓参りを兼ねての京都旅行は
娘の結婚が決まる前からひそかに決めていたこと

息子にいらぬお世話をやきながら
忘れ物のないようチェックにチェックを重ね荷物を詰めた ヨシヨシ今回は忘れ物なし!完璧

羽田から関空へ・・・3人で飛行機に乗って旅をするのも
息子が中学1年生以来だからえーと7年ぶり!
北海道30年ぶり
九州30年ぶり
?年ぶりが多いね

兄の車を借りて私の運転で墓地まで約1時間のドライブは私の昔話しであっという間
後ろを振り返ると娘は夢のなか
夢から覚めたらそこは墓地だったなんてナカナカかな
早速バケツとぞうきんとたわしを抱え
首にはタオルを巻き付け一心不乱にお墓を磨きあげる
たっぷりお水をかけてお花とお線香で完成
吹き出す汗をふきながら見上げると
もっくもくの入道雲と蝉の声
あ〜帽子持ってくれば良かった

子供達もそれぞれの仕事をこなし
ゆっくり手を合わせそれぞれの思いをつぶやく
いい時間が流れた
娘の結婚後の住まいは私のところから車で15分
何があってもすぐに駆け付けられる距離だ
亡くなった父は私を近くに置いておきたかったようだ
その事の意味は私が子供を持ってから少しわかった気がする。随分と親不孝をしたと思う。
そんなことを思いながらふと見ると赤トンボが一匹飛んでいた。季節はちゃんと秋なんだ・・・