まる六 in OKAYAMA

桜の開花便りを気にしながら新幹線で岡山に向かった。
「まる六」久し振りの地方でのライブ
山陽新聞の皆さんに温かく迎えていただく。
休憩なし、アンコールも入れて20曲。
本番数日前までに「選曲、曲順」は六文銭当時と変わらず
恒平ちゃんが決めて、問題なければ決定
まる六は合議制。
サウンドチェックが始まる。
当たり前の事だが毎回違う環境の中で、
ベストパフォーマンスが出来るよう
小室さんが中心になり最新の注意を払いながら薦めていく。
(私は黙ってついて行くだけである)
お二人のギターの音のチェックから始まり
ボーカルも交えてという順序。
ミキサーの方とコミュニケーションをとりながら
微調整をしていく。
さすが小室さんとしか言いようがないやりとりだ。
ご存知のようにまる六は生の音へのこだわりがあり
3人の立ち位置もお互いのギターの生音が聞こえるように
考えてのことだ。
故にモニターからの返しがなくても
(会場の環境にもよるが)成立する。
正確に言うと、私の場合二人のギターの音が聞こえて
こないと不安なのだ。逆に言うとそれがあれば安心して歌える。
毎回、次への課題をもらいながら歌っていくのだが
目指すところは限りなく遠い。

2007年3月30日(金)
「まるで六文銭のように」Live in OKAYAMA
山陽新聞社 さん太ホールにて

1  夏・二人で
2  私はスパイ
3  インドの街を象に乗って
4  ゲンシバクダンの歌
5  面影橋から
6  私は月には行かないだろう
7  きみは誰かな
8  引き潮
9  ただあたたかくカラッポに
10 無題
11 ホワンポウエルの街(おけいソロ)
12 地下書店(恒平ちゃんソロ)
13 What a Wonderful World(小室さんソロ)
14 雨が空から降れば
15 雨の言葉
16 雨が降りそうだな
17 はじまりはじまる
18 石と死者
19 街と飛行船
encore
20 サーカス

アンコールをいただき
岡山の皆さんと約2時間、会場に流れる空気は
なんとも言えず温かく優しかった。
ここからは楽屋話し
いつもPAの方、照明さん舞台監督の方に
曲目をお渡しするのだが、たまたま私が鉛筆で書いたもの
しかも、書き直しやら何やらで見づらいものをお渡ししてしまい
「ホワンポウエルの街」が「ポアンポエルの強さ」という
タイトルになっていた。間違われたのはこちらの責任でもあり、その事を言いたいのではなく
ポアンポエルという言葉からどんどんイメージが膨らみ
恒平ちゃんから「ポエルくん」という架空の人物が
想定されたのだ。その発想こそが及川ワールドなのだと
身近に居る人間としてお伝えしたかった。
さてご本人は憶えているだろうか。