旭川の空港からバスで市内まで約30分。
さすがに雪は降り積もり銀世界である。
途中下車する人は地元の方と見受ける。
駅前で殆どの人が降り、私達もそれに続き荷物を抱え
ホテルに向かう、バス停からは目と鼻の先、
チェックインを済ませ
お腹がすいてきたので町に出ることにした。
札幌在住のKさんから
「ラーメンなら梅光軒ですよ〜」とタイミング良く
メールが届き、そのお店を目指す。
道路の端にかきよせられた
水分の多い重そうな雪に足をとられないように
転ばない為にはかかとから踏んじゃダメと
教えられたことを反復しながらゆっくり、でもちょっと
急ぎ足で美味しいと評判のラーメン屋さんに向かった。
道路の角のビル、赤い旗が目印ですぐにわかった。
地下にあるそのお店は2時を過ぎているのに
待っている人がいて、期待に胸膨らむ。
すぐに席を用意してくれカウンターに座り
「味噌バターラーメン!」を注文。
やっぱ北海道と言えば味噌バターでしょ、てなことを
言いながら常ヤンと並んで待つ。
カウンターの向こうは活気にあふれ
親父さんらしき人と息子さん、お客の様子を見ながら
手際良くラーメンを作り、若い女の子が
「おまちどうさま〜」と軽々運んで行く。
とても良い流れで動いているのがわかる。
内山くんは「俺、ちょっと町歩いてくる」と別行動。
石山君は飛行機会社のミスなのか本人の勘違いなのか
予定より1便遅れ、ふふ、らしいなあ、なんて。
ふと、他のお客に出すもやしてんこ盛りのラーメンに目が行く。
あれは野菜ラーメンだわ‥メニューにあった、
あっちにすれば良かった、と行く先を目で追いかける‥。
慌てるとろくなことはない、などと思っていたら!
なんと同じものが目の前に
「はい、お待ち!味噌バターラーメンです!」と
二人、顔を見合わせて良かった〜笑顔&ピースである。
炒めたもやしとタマネギがなんとも美味しい。
バターとお味噌のハーモニーが抜群。
あ、写真撮るのを忘れた‥気付いたときは
富士山のように乗っていたもやしはほぼなく
一応撮ってはみたものの
お見せできるしろものではなかった‥
写真と言えば飛行機の中でバッテリーを落としてしまった。
カメラの設定をし直す必要があったが
空から見る景色は待ってくれずそのまま写したら
帰ってからが大変!PCに取り込んだ筈の写真が見つからず
あちこちクリックしてようやく2002年1月に保存してあるのを見つけた。
「あの時、設定し直していたら
こんな苦労しないで済んだのに」
「いつものことだわ‥」ともう一人の私がつぶやいていた。
4時にはアーリータイムスに入ってリハだ。
札幌ラーメン‥あれ?旭川ラーメン‥?を食べて暖まったけど
夕刻に近づくとさすがに冷えてくる。
帽子と手袋とマフラーがやっと役にたった。
つづく‥