1エーカー

「おけいのカラッポ日記」というタイトルを見ながら
ため息をつく・・
こんなに間隔が空いてしまって日記じゃないね。
タイトル変えた方がいいよね。
今年もすでに5ヶ月経っている。
年を追う毎にスピードは増していく、時間の経過・・
間に合うのかなあ
何が?
なんだろう
間にあわなくてもいいか。

なんて独り言も増えてる。

つい10日ほど前、久しぶりに子供達と食事をした。
息子は仕事が忙しいせいもあって
いつも「無理かも」という返事が返ってくるので
二人でご飯だと思いこんでいたら
やつから今どこ?と電話があり合流し
久しぶりに三人での食事となった。
子供が幼いころは家族そろって食事に行くのは
ごく自然なことだったがそれぞれ成人となった今
それもなかなか出来ないのが普通のことで
忙しく子育てに追われていた日々が
懐かしく愛おしく思えてくる。

娘がチョイスした青山のとあるビルの中にあるイタリアン
なんて言うと高級なイメージを持つかもしれないが
木をふんだんに使ったぬくもりのある
カジュアルでリーズナブルなお店。
娘が友達と来るお店らしい
彼女達どんな話をしているのだろう。

三人で飲んで食べて昔の話をたくさんした。
やはり話題の中心は小さかったころのこと。
中でも面白かったのは
娘が小学生の頃キャンディキャンディというアニメが流行り
そのキャラクターがついている洋服を欲しがった。
よくせがまれたのを覚えている。
「YちゃんやKちゃんも持っていて私だけだよ、持ってないの〜(涙)びぃ〜」
そうは言われてもどうしても買う訳にはいかないと当時はかたくなに
拒否をし「じゃキャンディキャンディのパンツ買ってあげるからね、ね。」でなんとか切り抜けた。
息子はガンダムの絵が書いた運動靴が欲しかった。
これも拒否。
幼稚園のお友達がはいている靴を隣に座ってじ〜っと見つめていた姿は忘れようとしても忘れられない(笑)
今思えばどうってことないのだけれど若かったせいか
こだわりたかったのだと思う。
そういうことは記憶に残っているものなのだと微笑ましく
当時を思い起こしていた。

娘がやおら大きな紙袋を出し「はい、ふたりからママへプレゼント」と手渡された。
ハンカチかストールかなと想像しながらパッケージを開けてみたら何やら英字で証書のようなものが。
1枚目「・・Real Estate」なる文字が目に入り「・・??」
2枚目「Lunar Map」「ルナ〜〜〜??」
Lunarって・・・・・「月?」
なんと月の土地の権利書だった。
月の地図が書いてありそこには私が所有したらしい場所が
赤い点で記されていた。
1エーカーだそうだ。
4050㎡
天文学的な数字でどれ位の広さなのかさっぱりわからないけど
広い〜!
地球の地図で言うとアフリカのアンゴラやコンゴのあたり。
月なのに地球と比べるのも変だねと笑った。
私は子供達から大きな夢をもらった。
月は誰のものでのないし
私が生きている間には行けそうもないけど
地球がこわれそうになったら
皆で月へ行こう。
1エーカーもあるのだからかなりの人を連れて行けるね。
もしこわれなくても
「私の終の棲家はこれで決まり」と言ったら
二人の笑顔がそこにあった。
ありがとう。
すぐそばで誰かが見ていたような気がした。