2007年10月24日(水)
この日の来るのを待ちわびていた。
2000年、恒平ちゃんに再会しなかったら
今日のこの日はもちろん、まる六で私が歌っていることはない訳で。
人の巡り合わせが人生を変えるものとは知ってはいたものの
私の場合、それは劇的としか言いようがない。
再度、おそるおそる音楽の世界に足を踏み入れ
出会いから7年もの歳月が流れた。
まる六がそれなりに活動し出したのはここ4年〜5年。
2002年の後半から少しづつ1年に4本くらいから始まり
本当に徐々に、である。
いつの間にかソロでも歌う機会を与えてもらい
いつの間にかCDを出そうという事になる。
CD制作については今年の6月
マンダラでのライブが終わってからの
ことと記憶しているがそこからスタートだった。
この夏の猛暑のさなか、数回のリハーサルを経て
7月22日から4日間のスケジュールで
レコーディングすることに決まった。
世田谷にあるスタジオ。
3人が入るととても窮屈に感じたけれど
日を追うごとに慣れてきて
くっついて演奏し歌うことの楽しさは倍増し
その狭さに愛着すら感じたのも興味深いプロセスだった。
ライブでは何度となく歌ってきた歌
新しい歌
六文銭時代の歌
それぞれ
今ある音に反応し新しい発見がある。
そうだ、いつも同じな訳がない。
ヘッドフォンはしないので
生音が頼り、両隣のお二人の歌もギターもよく聞こえてくる。
その為にしなくてはならないことを
小室さんは数十年かけて作り上げて来た。
恒平ちゃんも然り。
私は、二人のしっぽに何とかおっこちないように
つかまっていたら歌っていた、と言う訳だ。
終えて、私はもぬけのから。
達成感とか脱力感・・
暑さのせいもあったかな。
よくわからないけど
どこかを浮遊していたような気がする。
やっと戻って来て
今日の日を迎えられた。
10月24日「まるで六文銭のように」ファーストアルバム
『はじまりはじまる』本日発売。