石山くんへの手紙

石山くんへ
「猫」再結成から
今年の8月で丸8年を迎えるそうですが
あっと言う間でしたね。
私自身長いブランクを経て歌い始めていたこともあって
共に歩いて来たような気がしていました。
同い年で(わかってるって、わたしの方が学年はいっこ上!)
同じく末っ子であまったれなところも共通点だった。
お酒を飲み出したきっかけはどうやらわたしにもあると
貴方から聞いた時は目が点!
憶えてなくて
若気の至りでホント申し訳なかったデス。
でもそのお酒も後半のツアーでは一滴も口にせず
煙草もスパっとやめて、潔くてかっこ良かったよ~。

ツアー中はご家族より一緒に居る時間が
長く・・とても他人とは思えず。
いろいろお世話になったのに
めんと向かってお礼を言えないまま
この日を迎えてしまいました。
言葉にすると夢から覚めてしまいそうな気がしてね。
いろんな事を思い出します。
ツアー中の運転
本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。
地方に行く時は事前に各々楽器を送ることが多く
ベースを梱包したまま車に乗せると私の座るスペースが狭くなるからと
段ボールを毎回送り返してくれて。
箱がない分わたしは後ろの席でゆったり座らせてもらいました。
優しいんだよね。
黙っていると初対面の人はとても
話かけられない雰囲気。
でもこのギャップがいいんだね!
カーラジオから流れる音楽に合わせ皆でハモったり
私にとっては学生気分でのツアーでした。
楽器と荷物とお土産をいっぱい載せた赤いウッチー号や
レンタカーは北から南へ、待ってくれている人の元へと
日本中走り抜けて行きましたね。
食事制限をしながらの旅
こっそりあんこを食べているところに遭遇したり・・笑
私が食べていたハンバーグのお皿を
うらやましそおうに横目で見ていたあの顔。
忘れろと言われても忘れることができません。
ウッチーと運転を交代し助手席に座り気持ち良くうたた寝が始まると
真後ろにいるリーダーから
耳元に「携帯ぱっちん攻撃」を受けて 大きな身体が
上下に揺れ、やめてくださいよ〜と。
運転中眠気醒ましのガムを口にすると
必ずヘビー級のハックション!!
つっこまれキャラの石山くんのお陰で
車の中は大きな笑いにつつまれました。

失敗も喜びも山ほど共有できたことは
大切な思い出として
しっかりと刻んでおきます。
皆から愛されていた石山くんが
猫から居なくなるのは本当にさびしいです。
が、しかし
わたしたちの旅はまだまだ続くのですから
どうか身体を大切にしてこれからの人生をあなたのペースで
歩いて行ってください。
東京でのラストライブ2月24日
バックインタウン行きます!!
泣かないよ。
また会おうね。
ありがとう!!

おけい