ペニーレーンでライブ

桜の蕾もまだかたい春の午後、
それは夏の日の夕立のような感覚だった。
二度目のライブの場所を探していた頃
某レコード会社の社長とお会いし、いやはや歳が〜だの
自慢じゃないけど身体のあちこちがきしみだして、等と
我が体調を中心に近況報告をしていた。
何かあれば駆け込みさんざんお世話になった方だ。
「実はね、今度ライブハウスをやろうと思って」と‥。
カミナリに打たれたようにガ〜ンと耳に響いたその一言。
次の瞬間
「そこでライブやらせて下さい」
そしてその、次の瞬間
「いいよ」
「‥。」
「おけいが初めてのブッキングだよ」
優しい笑顔が光っていた。
なんと畏れおおい。社会性に欠けると言うか
怖い物知らずがまた首をもたげてしまったようだ。
大きな気持ちで受け止めて下さった
社長にはただただ感謝である。
LIVE会場を手分けして探していたが
帯に短したすきに長しでなかなか見つからず
「どうするかな〜」と皆で唸っていた矢先だった。
それがたった1分で決定。
決まらない時は決まらず
決まるときは決まる。
「じんせいなんてこん〜なものさ〜♪」だ。
思わず抱きしめたい衝動にかられたが
なんとか押さえられたのは奇跡に近い。
シンクロニシティー?不思議な力を感じてしまう。

あの「PENNY LANE」が新しくライブハウスに衣替えをし
そこで歌えることになるなんて‥感慨深い。
実際はPENNY LANEの隣にあるLIME LIGHTを改装するのだが
ここも思い出深いBARである。

何年前になるだろう‥
仲間が集まって飲める場所を作りたいということから
あの店ができたのは‥皆、若くはじけていた。
当時、もう子供がいた私は飲みにいくことは殆どなく
数えるほどだったと思う。
錚々たる人達が集まり今なお語り継がれている
逸話が生まれた場所でもある。。

そんなえにしのある場所で歌えることになり
不思議な気持ちで歓びを噛みしめている。
今はまだ改装中でどんな雰囲気になるのか楽しみに
待っていたい。
おととい、1回目の打ち合わせを済ませた。
当日はその「えにし」についても話をしたいと思う。

5月20日と決まっていたにもかかわらず
こちらの都合で27日に変更をお願いし
なんとかやりくりしてくれたスタッフの皆さん、
当日忙しいスケジュールをぬって
予定を立てて下さっていた方には大変申し訳なく
ひたすら頭を垂れるのみです。
こころからごめんなさいm(_ _)m

おけい